冷蔵庫を開けたのに、夕飯のおかずが思いつかない。
そんな日に限って、中にあるのは使いかけの食材ばかり。
先日も、冷蔵庫に残っていたのはちくわ4本、半分ほどの長ねぎ、そして数日前に開けたピザ用チーズでした。
ちくわといえば、そのまま食べたり、きゅうりを詰めたり、磯辺揚げにしたり。
便利な食材ですが、「夕飯の一品」として出すには少し物足りなく感じることがあります。
そこで今回は、家にあった味噌とチーズを合わせて焼いてみることにしました。
作ってみると、これが思っていた以上に相性のいい組み合わせ。
ちくわの香ばしさ、味噌のコク、ねぎの香り、そして表面でこんがり焼けたチーズ。
調理時間は10分ほどなのに、ご飯のおかずにも、おつまみにも使える一皿になりました。
今回は、実際に作って分かった味噌が焦げにくい塗り方や、ちくわを乾燥させない焼き方も一緒に紹介します。
この料理で一番気をつけたいのは「味噌の量」
最初に試したとき、私は味噌をかなりたっぷり塗りました。
味がしっかり付いたほうが美味しいと思ったからです。
ところが焼いてみると、味噌の部分だけが先に焦げてしまい、食べるとかなり塩辛い。
ちくわ自体にも塩気があることを忘れていました。
そこで2回目は、味噌をそのまま塗るのではなく、みりんと少量のマヨネーズを混ぜて薄くのばしてみました。
すると味がまろやかになり、表面にも塗りやすくなりました。
家庭料理は、調味料を多く使えば美味しくなるわけではないのだと改めて感じた一品です。
材料(2人分)
- ちくわ 4本
- 長ねぎ 約10cm
- ピザ用チーズ 30〜40g
- 味噌 小さじ2
- みりん 小さじ1
- マヨネーズ 小さじ1
- 白ごま 少々
- 七味唐辛子 お好みで
私は普通の合わせ味噌を使っています。
赤味噌を使う場合は味が濃くなりやすいので、少し量を減らしてもいいと思います。

ちくわは縦半分に切るのがおすすめ
ちくわを輪切りにしても作れますが、今回は縦半分に切ります。
理由は単純で、味噌とチーズをのせる面積が広くなるからです。
包丁をちくわの中央に入れ、縦方向へゆっくり切ります。
完全に平らにする必要はありません。
少しくぼみが残っているほうが、刻んだねぎやチーズが落ちにくくなります。
長ねぎはできるだけ細かく刻みます。
大きく切ると短い加熱時間では辛味が残ることがあるので、私は細かめにしています。
味噌だれを作ります
小さな器に、
味噌 小さじ2
みりん 小さじ1
マヨネーズ 小さじ1
を入れて混ぜます。
ここへ刻んだ長ねぎの半量を加えます。
味噌だけの場合より少し柔らかく、スプーンの背で簡単に伸ばせるくらいになります。
ちくわの切った面へ、この味噌だれを薄く塗ります。
「少ないかな?」と思うくらいで大丈夫です。
その上から残りの長ねぎとピザ用チーズをのせます。

トースターでは焼きすぎない
アルミホイルを敷いたトレーへちくわを並べます。
オーブントースターで、チーズに薄く焼き色が付くまで加熱します。
我が家では数分程度ですが、トースターによって火力がかなり違うため、時間よりもチーズの状態を見ることをおすすめします。
ここでも以前、一度失敗しました。
「もっとカリカリにしたい」と長く焼いていたら、チーズは美味しそうになったものの、ちくわの端が硬くなってしまったのです。
ちくわはすでに加熱済みの食品なので、中まで火を通す必要はありません。
チーズが溶けて、ところどころ薄い焼き色が付いたところで止める。
これくらいが、ちくわの弾力も残って私は一番美味しく感じます。

焼きたてと5分後で食感が変わります
焼き上がってすぐ食べると、チーズがとろりとして、ちくわはふっくら。
少し時間を置くとチーズが落ち着き、味噌の味もよりはっきり感じられます。
私はご飯のおかずなら焼きたて。
お弁当用なら少し冷ましてからの食感が好きです。
最後に白ごまを振ります。
大人用なら七味唐辛子をほんの少し。
七味の香りが入るだけで、同じ料理でもかなり印象が変わります。
「あと一品」に向いている理由
この料理を何度か作って感じたのは、メイン料理というより献立に何か足りない日に強い料理だということです。
例えば、
焼き魚+味噌汁だけでは少し寂しい日。
冷やしうどんだけでは物足りない日。
おにぎりと簡単なおかずで済ませたい日。
そんなとき、10分ほどで温かい一皿を追加できます。
ちくわは比較的保存しやすいので、我が家では「困ったとき用」の食材として買うことがあります。
長ねぎがなければどうする?
このレシピのためだけに長ねぎを買う必要はありません。
小ねぎでも作れますし、大葉を細かく刻んでも違った香りになります。
冷蔵庫にコーンが少し残っていたら、チーズの下へ数粒のせても美味しいです。
反対に、全部を一度に入れるのはおすすめしません。
具材をたくさんのせると、何を食べているのか味がぼやけてしまいます。
基本のねぎ味噌+追加するなら一種類。
これくらいが、ちくわの味も残ってちょうどよかったです。
残ったちくわは翌朝にも
4本入りや5本入りのちくわを全部使わない場合は、翌朝の卵焼きに入れることがあります。
細かく切ったちくわと小ねぎを卵液へ混ぜて焼くだけです。
同じ食材でも前日の「ねぎ味噌チーズ焼き」とはまったく違う料理になります。
食材を使い切るために無理に同じ料理を続けて食べるのではなく、次の日に形を変えて使う。
最近は、そんな献立の組み立て方を意識するようになりました。

何もないと思った冷蔵庫から一品
今回使ったのは、どれも特別な食材ではありません。
ちくわ、残ったねぎ、少量のチーズ。
最初に冷蔵庫を開けたときは「今日は何もないな」と思ったのに、組み合わせてみるとちゃんと一品になりました。
そして今回一番分かったのは、ちくわ料理では味を足しすぎないほうがいいということ。
味噌もチーズも塩気があるので、少量でも十分でした。
失敗した一回目があったからこそ、今の分量になりました。
冷蔵庫にちくわが残っていたら、ぜひ一度試してみてください。
派手な料理ではありませんが、忙しい日の「あと一品」にちょうどいいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
シバクッキングママ







