最近、SNSや街中でよく見かけるようになった「麻辣湯(マーラータン)」。
気になってはいたものの、最初は少しハードルが高い料理だと思っていました。
花椒?豆板醤?薬膳スパイス?
「家で作るには、調味料をたくさんそろえないと無理なのでは?」
そんなイメージがあったからです。
でも、麻辣湯の魅力はむしろ好きな具材を自由に選べること。
そこで今回は、本格的な薬膳スパイスを何種類もそろえるのではなく、スーパーで比較的見つけやすい材料を中心に、家庭で作りやすい一杯を考えてみました。
辛さも後から調整できるので、「麻辣湯は食べてみたいけれど、激辛は苦手」という人にも作りやすいレシピです。
麻辣湯ってどんな料理?
麻辣湯は、花椒の「しびれ」と唐辛子の「辛さ」が特徴的なスープ料理です。
でも、辛いだけではありません。
肉、野菜、きのこ、豆腐、春雨など、自分の好きな具材を組み合わせられるところが楽しい料理です。
冷蔵庫に少しずつ残っている野菜を使えるのも、家庭料理としてはうれしいところ。
今回は、
豚肉・チンゲン菜・もやし・きくらげ・豆腐・春雨
を使います。
全部そろわなくても大丈夫です。

材料(2人分)
具材
豚バラ薄切り肉 120〜150g
春雨 60g
チンゲン菜 1株
もやし 1/2袋
きくらげ 適量
豆腐 1/2丁
長ねぎ 1/2本
スープ
水 700ml
鶏がらスープの素 小さじ2
味噌 小さじ2
しょうゆ 小さじ2
豆板醤 小さじ1〜2
おろしにんにく 小さじ1
おろししょうが 小さじ1
花椒 少々
ごま油 小さじ1
※豆板醤や花椒は商品によって辛さが違うため、最初は少量から調整してください。
最初から辛くしすぎないのが我が家流
麻辣湯というと「辛くしなければ」と思ってしまいますが、家庭で作るなら最初から無理に辛くする必要はありません。
特に豆板醤と花椒を一気にたくさん入れてしまうと、後から辛さを戻すのが難しくなります。
そこで私は、まず豆板醤を少なめにしてスープを作り、最後に辛さを足す方法にします。
これなら家族で辛さの好みが違っても対応しやすくなります。
スープは「香り」を先に出します
鍋にごま油、にんにく、しょうが、豆板醤を入れ、弱火でゆっくり温めます。
ここで大切なのは、強火にしないこと。
にんにくや豆板醤は焦げると苦味が出やすいので、ジュージュー炒めるというより香りを油に移す感覚で加熱します。
香りが立ってきたら水を加え、鶏がらスープの素、味噌、しょうゆを溶かします。
味噌を少し入れると、日本の家庭でも食べやすいコクのあるスープになります。

野菜は全部同時に入れない
ここが今回のポイントです。
材料を全部一度に鍋へ入れてしまうと、食べる頃には葉物野菜が柔らかくなりすぎることがあります。
まず豚肉、豆腐、きくらげなど火を通したいものから入れます。
豚肉には中心まで十分に火を通します。
その後に春雨を入れ、最後にもやし、チンゲン菜、長ねぎ。
特にもやしとチンゲン菜は煮すぎず、少し食感が残るくらいにすると、一杯の中にいろいろな食感が生まれます。
春雨は「入れすぎ」に注意
麻辣湯といえば春雨。
つい多めに入れたくなりますが、乾燥春雨はスープを吸います。
最初にたくさん入れると、食べている途中でスープが少なくなってしまうことも。
私は野菜をたっぷり、春雨はほどほどくらいが好きです。
これなら一杯で野菜も食べられ、最後までスープを楽しめます。

「もっと辛くしたい人」は食べる直前に
出来上がったら味見をします。
辛さが足りない場合は、ラー油や花椒を少し追加します。
この方法なら、一つの鍋から取り分けた後、
辛さ控えめの一杯
と
しびれ強めの一杯
を作ることもできます。
私は花椒を最初から大量に煮込むより、最後に少し振ったときの香りが好きです。
冷蔵庫整理にも使える
今回の具材以外でも、麻辣湯にはいろいろな食材を合わせられます。
例えば、
白菜
しめじ
えのき
水菜
大根
厚揚げ
ゆで卵
など。
ただし、「冷蔵庫にあるものを全部入れる」のではなく、野菜2〜3種類+たんぱく質1種類+春雨くらいから始めると味がまとまりやすいと思います。

お店の麻辣湯とは違ってもいい
家庭で作る料理なので、お店とまったく同じ味を再現する必要はないと思っています。
専門店ならたくさんのスパイスや具材を楽しめます。
一方、おうち麻辣湯の良いところは、冷蔵庫にある野菜を使えて、自分の好きな辛さにできること。
「今日は辛いものが食べたい」
そんな日に、いつもの鍋料理とは少し違う選択肢が増えました。
難しそうだと思っていた料理も、一度家庭向けにシンプルにしてみると意外と作りやすいものです。
首に緑の手ぬぐいを巻いた我が家の柴犬は、赤いスープがいつもの料理と違って見えたのか、少し離れたところからずっと不思議そうに眺めていました。
もちろん、辛い麻辣湯はワンちゃんにはあげられません。
今日も人間だけで美味しくいただきます。
シバクッキングママでした。